TIMEDOMAIN mini E type の楽しみ方 その5〜市販NOSDAC-3編

CDの音源に対して何も加えないピュアな再生環境であるNOSDACは、“TIMEDOMAIN mini E type Tuned by T-Loop”の能力をさらに引き出してくれます。そこで、T-Loop試聴室では、市販のNOSDAC製品を購入し、実際に鳴らしてその実力を試しています。

今回はその第3弾!USB接続のNOSDACである「devilsound DAC」の試聴記です。

ちなみに、NOSDACとはNon Over Sampling Digital Analog Converterの略で、CDなどのデジタル信号をそのまま何も加工せずにスピーカー再生用のアナログ信号へ変換する装置です。

市販NOSDAC-3「devilsound DAC」

今回購入したのは、Halide Design社の「devilsoud DAC V.2.1」というNOSDACです。これまでのDAC BOX FLやmini 1543 DACとは違うAD1851というNOSDACチップを使った製品です。
この製品は、USBの入力ケーブルとRCAライン出力ケーブルが直接生え出しという、極限までシンプルな構造をしています。音を濁す振動対策を徹底して考えていることがうかがえる製品です。入力端子がUSBのみなので、パソコンで音楽を再生する“PCオーディオ”専用となります。(テレビやCDプレーヤーの同軸出力や光出力では使用できません。)

さて、その音は如何に!

今回は、Mac mini の「ヘッドホン端子出力」や、光音声出力の「mini 1543 DAC」/「DAC BOX FL」と、USB経由の「devilaound DAC出力」の再生を同じ音源で聴き比べてみました。

ジョー奥田 〜 「AMAMI」

第一関門は自然音。

自然音で良質な音源としてお勧めのジョー奥田さんの作品で聴いてみました。

「AMAMI」の8曲目「Mid Night Party」を聴くと、mini 1543 DACよりも余韻が伸び、音の質感が上がります。音の奥行や透明感(空気感)が豊かになりました。

DAC BOX FLと同程度の音量や余韻が出ていますが、余韻や響きの質が4パラのDAC BOX FLとは違っています。ブレのない本来音源に入っている響きとはこういうものなのでしょうか。

ロストロポーヴィチ 〜 「バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲」

さて第二関門は、NOSDACチェックで定番となりつつあるロストロポービッチの無伴奏チェロDVD。天井の高い石造りの教会でライブ収録されたこのDVDには、演奏だけでなく、チェロ本体の余韻や奏者の息遣い、周囲の壁からの反射音、そして天井の高さを感じる響きと、豊富な音がつまっている作品です。

devilsound DACで再生した音を聴くと、演奏中のチェロ本体の響きがmini 1543 DACよりもさらに一回り豊かになりました。
また、動画の2分40秒前後の弾き終わりでは、これまで最多の余韻量に加え、上に伸びていく壁の余韻もさらに長く量も豊かになっています。

その分、ちょっと響き過ぎな印象もありますが、どちらが正解かは実際の収録現場に行って確かめるしかさなさそうです。
ただし、単によく響くだけでなく、同時に演奏者の極小さな息継ぎまでもが聴こえて来るので、響き量も含めて音源に対する忠実度が上がっていると考えてよいのではないかと思います。

「devilsoud DAC V.2.1」は、これまで試したNOSDACの中で最高レベルの高忠実性NOSDACであり、今のところ“TIMEDOMAIN mini E type Tuned by T-Loop”との組み合わせでは、イチオシの市販NOSDACと言えるでしょう!

シンプルな製品で、パソコン(MacやWindows等)のUSB端子につなぐだけで使うことができ、簡単に最高レベルの音が楽しめるのが魅力です。

ただし、その恩恵がパソコンだけに限られるのが残念なところ。
AppleTVやCDプレーヤー、テレビでは他の製品を選択するしかありません。

さて、T-Loopでは、タイムドメインmini E type Tuned by T-Loopに最適なNOSDAC「devilsoud DAC V.2.1」の販売を取り扱うべく準備中です。「devilsoud DAC V.2.1」のご購入をご希望の方は、こちらのフォームからお問い合わせください。

なお、NOSDACでより一層ピュアな再生環境を体感できるタイムドメインmini E type Tuned by T-Loopの購入は、こちらからどうぞ。