TIMEDOMAIN light で電子ピアノ

細かい音まで明瞭にきこえるのが特長のlight02.jpgTimeDomain light

そのlightを自宅の電子ピアノ「YAMAHA ARIUS YDPS51」のヘッドホン端子につないでみました。

何しろ電子ピアノは楽器ですから、それなりに音の仕上げも含めてできた製品と思い、これまでスピーカーをつなぐことをしていませんでした。
どうなることやらと、おそるおそるのトライとなりました。

piano-1

実際にTimeDomain lightをつないで弾いてみると…

違和感ないですね。
鍵盤の真ん中あたりの音は、どちらでも遜色ない音色です。

piano-2

ただし、lightだとだいぶ音量が小さいので、いつも電子ピアノのボリュームを10時方向くらいで使用しているのですが、lightの場合は2~3時方向まで上げる必要があります。自ずと最大音量は限界が低くなりますが、家庭での使用では特に問題ないと思います。

一番左の低い音も余裕で鳴ります。そして、左側の低い方から4分の1くらいの音は、だいぶ差がでました。

lightの方がクリアな低音になり、一番低い音は僅かにより低く聴こえました。

これは、音の純度が上がった時に出る現象で、余計な響きで音がボケると音程も上に引きづられる傾向がありますが、余計な音が無くなると本来の音程に近づいて行きます。
ヘッドホンのプラグを抜いて電子ピアノの音に戻すと、低音がだいぶボアついて膨らんでいることがわかりました。

実際のピアノでは、一番低い鍵盤を叩けばその弦の音程で音が鳴り響くわけで、付近の弦まで鳴って低音が膨らむというのは考えられません。
タイムドメインスピーカーの正確な音/忠実な音は、こう言った電子楽器でも良い方向になるようです。

あとで知人のタイムドメインユーザーさんから聞いた話ですが、一度知り合いの楽器店にTIMEDOMAIN lightを持ち込んで鳴らしたことがあるそうで、そのときは店員さんも「今まで聴いた中で一番良い再生音だ」と太鼓判を押していたそうです。

本物のピアノにはかなわないでしょうけれど、もし電子ピアノをお持ちでしたら、一度タイムドメインスピーカーをつないでみてください。
電子ピアノには音源にこだわっている機種も多いので、場合によってはサンプリング元のグランドピアノに近い音で電子ピアノが楽しめるかもしれません。

さて、この状態で子供に弾かせたところ、音が上から来るのが気になるとの指摘!

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そこで、lightをピアノと壁の隙間に吊り下げてみました。
これで音が左に偏ることがなく、鍵盤の向こう側から音が鳴るように聴こえて、違和感がなくなりました。
タイムドメインスピーカーですから音に奥行がありますので、もしかしたら、アップライトピアノよりもグランドピアノらしい音になっているかもしれないと、勝手に自己満足しています。

昨今、ピアノ以外にもいろいろな楽器が電子楽器化されているので、お持ちの方は一度試してみてみるのも面白いと思います。

なお、今回接続したタイムドメインlightの購入は、こちらからどうぞ。

こだわりのSDカードプレーヤー聴き比べオフ会

先日10月20日にT-Loop試聴室にて、タイムドメインユーザーでもあるこたちゃんさんとasoyajiさんと共に、最先端のSDカードプレーヤーを自作されている的場氏の最新作「太陽電池駆動SDtransプレーヤー」を聴かせていただきました。また、こたちゃん作の「赤い彗星」最新バージョンも参戦の聴き比べオフ会となりました。

今回聞き比べたのは、次の2種類3バージョン。

  • 的場氏作SDtrans384改+ESS9018+I/V基板
  • 的場氏作SDtrans384改+ESS9018+ファインメットトランス
  • こたちゃん作通称”赤い彗星”(QA-550改+NOSDAC(TDA1543))

今回の目玉は、「太陽光パネル駆動のSDカードプレーヤー」(写真)

妖婉さ満点のこのビジュアル!!

「ここはどこ?」「何が起こったの?」という感じですが、いつものT-Loop試聴室です。このビジュアルは強烈なインパクトでした。
もちろん、これはビジュアル狙いではなく、SDカードプレーヤーやDAC、I/V変換の純度が上ると、すべてに敏感になっていくわけです。そして、突き詰めていった結果が「電源が一番大事」ということ。そして、電源へのこだわりで行き着いた一つの結論として、太陽光パネルで発電した電源で駆動するこのSDカードプレーヤーが出来上がったわけです。

通常太陽光発電というのは、オーディオを探求する人にとってノイズ発生源の嫌われ者な訳ですが、実は太陽光パネル自体が悪さをするのではなく、それを100Vに変換するために必須の「パワーコンディショナー」がノイズ源となるのです。
この太陽光発電システムではパワーコンディショナーは使わないので、電柱から来るノイズを平滑化する白熱球の光で発電した、言わばノイズから隔離された電源システムというわけです。

ただし、これの泣き所はエネルギー効率の悪さ。100V電源でランプを点灯し、発電した電気で3~8Vの電源を作るわけですから。効率1〜2%とのことでした。怪しいCDも反射光を稼ぐための工夫ということでした。

さて、まずは「SDtrans384改+ESS9018+I/V基板」の試聴から。

そこから出てくる音はというと、聴いたこともないような超高解像音!
鮮烈でブレないクリアな音です。これほどまで情報が入ってるのかという音で、ビジュアル以上にインパクトのあるSDカードプレーヤーです。
ただ、その超高解像音ゆえ、バイオリンはちょっと耳につく音という印象。ここまで純度が上がったシステムだと、ほんの僅かなことが音に影響するとのことで、まだ詰め切れていない部分とのことでした。

次は「SDtrans384改+ESS9018+ファインメットトランス」。
こちらは、I/V基板を取り外して、ファインメットを使用したトランスでI/V変換して鳴らすものです。こちらの音の方が、バイオリンがよりバイオリンらしく豊かな艶音で聴こえて、良い印象でした。

最後は、通称「赤い彗星」。
これは、QA550というSDカードプレーヤーをファミコンのディスクシステムの箱に入れたものです。何回か聴かせていただいてますが、毎回進化していてこれまでの聴き比べでは負け無しの逸品です。
その音はというと、流石に太陽光発電を聴いた後では解像度が甘く感じました。さすがの赤い彗星も太陽光発電には惜敗というところです。しかしながら、聴き心地や楽器らしさという点では一番聴いて心地のよい音で、しかも持ち運べるサイズでこの音というのは的場さんも感心されていました。

今回聴かせていただいた太陽光パネル駆動のSDカードプレーヤーは、この12月にDSD技術のコンソーシアムである「1ビットオーディオ研究会」で発表されるとのことで、参加される皆さんの反応が楽しみです。是非ともその真価を発揮するスピーカーシステムでデモンストレーションしてほしいものです。

なお、今回のオフ会の様子は、こたちゃんさんブログ 「 SDTrans384最前線」とasoyajiさんブログ 「太陽電池パネル電源+SDTrans」にもアップされいます。

さて、SDtransやDSDなど、新たなピュア再生の時代が始まりつつあるようです。色づけの無い出口としてタイムドメインスピーカーにも、より注目が集まりそうな予感です。