Retro STEREO 50のある部屋!〜その2

2015年12月から取り扱いを始めたiFi-Audio Retro STEREO 50

iFi-Audio Retro STEREO 50使い始めて気付いた発見をまとめてみました。

アナログレコードは生々しい!

アナログレコードの音というと、サーッという音の中で、ちょっとレトロな歌声を聴くイメージがあります。

これまで、標準のアンプで聴く限りは、古い盤程そのようなイメージでした。

サーッというノイズは、ACトリマーを使うことで本来無い音であることがわかりました。

そして、iFi-Audio Retro STEREO 50が内蔵している6種類のイコライザーカーブの中から、そのレコードに適切なカーブを選択して再生すると、、、

レトロな歌声の歪みが無くなり、なんと生々しい歌声にかわるではないですか!

これも、「レコードの音だから」じゃなくて、正しく無い音を聴いていたから歪んで聴こえていたわけで。。。
それを「レトロな音」「レコードの音」と思い込むことで納得していたわけです。

しかし、本来のレコードには、もっと正しく生々しい音が記録されている!!

他の盤でも、適切なカーブを選ぶことで、ホルンの倍音がより広く出たり、クラリネットの音色がより深くなったり、全然別ものになってしまいます。

どうりで、今までタイムドメインスピーカーでのレコード再生が難しかったわけです。

レコードのイコライザーカーブは、1954年にアメリカ主導でRIAAを業界標準カーブとして制定したのですが、実際に世界的に統一されたのは、1980年との分析があり、その間は混在している状態です。さらに、名盤シリーズのような旧作を再プレスしたものは、原盤のイコライザーカーブがそのままプレスされることになり、2010年を過ぎた再販盤でも旧カーブか混在しているという、結構根の深い問題となっています。

例えば、この盤は1962年録音の英国Decca盤。

英国Decca盤なので、Deccaカーブと標準カーブを聴き比べると、Deccaカーブの方が楽器の音色が深くなり、音が広がります。

こちらは、キングレコードのLondonレーベル盤モノラル。

英国ロンドンは、Deccaカーブとなります。

こちらは1957年録音の「エラ&ルイス」。

これは、イコライザーカーブとしては、標準カーブのRIAAになるのですが、Direct Metal Mastaringという手法で製作されたもので、独特のクセがあるとのことで、DMMカーブという設定があります。標準カーブとDMMカーブを聴き比べると、DMMカーブの方が断然エラの歌声が優しく深くなります。

正しいイコライザーカーブで聴くことで、レコードの価値が全然変わってしまうということと思います。

そして何より、50年以上前の生々しい演奏を聴けるというのが、最大の楽しみになるのではないでしょうか?

もし、古いクラシックやJazzのレコードをお持ちなら、是非ともその真価をiFi-Audio Retro STEREO 50で味わってはいかがでしょう!

なお、タイムドメインスピーカーやRetro STEREO 50の試聴については、随時受け付けております。各スピーカーの違いをじっくりお聴きになりたい方は、下記ページのフォームからお問い合わせください。

T-Loop試聴室ページ