「モーシン・アリ・カーン来日公演 in スペースMURO」!

2016年4月2日、東京・大塚の「 スペースMURO」にて、インド声楽の若きホープであるモーシン・アリ・カーンさんの来日公演が、シタールの奏者 ヨシダダイキチさんと、タブラの奏者指原一登さんの演奏で行われました。

スペースMUROは、和紙製品を通して日本文化を発信している (株)マスミ東京さんが運営しているイベントスペースです。会場の壁にも和紙が使われ、とても趣のある会場となっています。

今回のライブでは、ボーカル&シタール&タブラのPAとして、midTower T-Loop Editionを2組と、エフェクターとしてBOSE L1 portable line array systemという構成です。基本的に2組のmidTowerでクリアさ&音量を稼ぎ、演出として不足する部分をL1で補う形としました。また、今回はタブラの音とシタールのハイスピードを両立すべく、midTower特別チューン仕様+大理石インシュレーターを使用しています。アンプはMcAudi M602を使用しつつ、YA-1に近い高精細さと共にタブラの量感を実現しています。

事前のテストをしているので、セッティングはスムーズに終わり、リハーサルでのテストもほぼ狙い通りとなりました。

さて、一息つく間もなく、第一部ワークショップの開場時間となりました。

モーシン・アリ・カーンさんのレクチャーを指原一登さんが通訳・意訳する形で、インド音楽のドレミから基本リズムパターンなどを解説。皆さん熱心に聴き入り、一緒に発声していました。

皆さんの飲み込みが良かったようでワークショップは盛り上がり、アッと言う間の1時間半でした。

第2部は、モーシン・アリ・カーンさんとヨシダダイキチさんのシタール、指原一登さんのタブラでのライブです。

2部のお客さんもたくさん入り、熱気溢れるなかライブが始まりました。

インド音楽は1つが長いので、2つでもう1時間半。モーシンさんの歌声に聴き入っているうちに終わってしまいました。

今回の狙いであったmidTower T-Loop EditionによるPAは、ボーカルもシタールもタブラも、それぞれの演奏者の位置から聴こえてきて、スピーカーの存在感はほぼ0となり、かなり理想的な音響システムを実現することができました。シタールに至っては、ほぼ弦を弾く手元位置に定位し、生音が大きくなって会場の隅々まで聴こえている感じで、観客を一層引きつけていたようです。

タブラも叩くインパクトはほぼ太鼓の位置でした。低音の伸び部分だけ、若干後ろよりとなり、下から出ているような定位となりました。これは、エフェクターの音で、少し音が後ろに引っ張られているようでした。この辺は、どこを落としどころにするか、試行錯誤が必要なようです。

もう一つ今回のトライしたのが、DSD収録です。

新たにKORG フォノ入力対応 1bit USB DSコンバータ DS-DAC-10Rを導入し、MacBookPro+AudioGate4でDSD5.6MHz収録を行いました。

マイクは、エノキダケマイクを使用。実際には、SONY リニアPCMレコーダー PCM-D50にエノキダケマイクを外部マイクとしてつなぎ、レベル調整をしたLINEOUTをDS-DAC-10Rで録音する形となっています。折角ICレコーダーを使っていますから、ICレコーダーでも96kHz/24bitのハイレゾ録音を行い、DSD5.6MHz/1bitとの音質比べができるダブル収録を行いました。

何しろ、マイク系が同一ですから、録音形式の違いが如実にわかるわけです。

さて、その結果は如何に。。。

DSD5.6MHz録音とPCM96kHz録音の同じ部分を聴き比べてみると、はやりDSD録音の方が空間表現や音の表現が一枚上手という結果となりました。
さらにそれぞれからPCM48kHz/16bitに落としたものを聴き比べてみると、DSD録音の方がより豊かな情報量が残る傾向でした。最終的にCDとして使う場合でも、DSD5.6MHzで録音しておくことに有効性があるようで、上質な音作りの一つの手法になるのではないでしょうか。

DSD録音も経験を積んで、ノウハウを貯めたいと思います。

今回PAとして使われた「midTower T-Loop Edition」を試聴したい方はT-Loop試聴室をご利用ください。お問い合わせは、こちらのフォームから。

背の低いmidTowerは、天井の低い部屋でも十分に音が行き渡るのが良いところ。
また、持ち運びも小さいので、PAとしての活用範囲はだいぶ広くなりそうです。
PAの音を聴きに行くようなライブ/コンサートに疑問をお持ちの方は是非一度、midTower T-Loop Editionの音をお試しください。

なお、midTower T-Loop Editionご購入をご希望の方は、こちらからどうぞ。